林檎商組日報
HOME | 商協連概要 | 林檎商組日報 | りんご商業会館 | お問合せ | リンク
林檎商組日報 > 記事

無袋ふじは前進出荷〜青森りんご販売懇談会・東京会場〜

2017/03/01

 県りんご対策協議会(加川雅人会長)が主催する、「2016年度青森りんご販売懇談会」が2月13日、東京都内で開催された。懇談会の皮切りとなる東京会場で、産地側は「後期の有袋ふじを活かすため、無袋ふじを前進出荷する体制を取る」とし、市場側に対し、現状から価格水準を下げ、販売拡大に当たるよう協力を求めた。

 品川区の「TKPガーデンシティ品川」で行われた市場販売懇談会には、市場側から東北地区、京浜関東、新潟県、静岡県の4地区青森りんごの会会員会社の担当者、産地側から県、関係団体から合わせて約70人が出席し、後期リンゴ販売対策を協議した。
 はじめに県りんご対策協議会の加川会長が「12月までの出荷は、昨年より4700トンほど少ない10万1500トン、1月の出荷は輸出の不調もあり、前年比86%にとどまったが、1〜3月に出荷が停滞すれば4月以降の有袋ふじの販売が厳しくなる。一昨年、昨年に続き、皆様のお力添えにより販売金額1000億円を達成したい」とあいさつ。
 また、市場側を代表して、京浜関東青森りんごの会の福川祥広会長(東一東京青果果実第一事業部長)が、「年明け1月の販売を終え、ひとつの峠を越えたと感じている。全国各地で青森リンゴのフェア、試食宣伝PRを展開する中で、輸出に負けないよう販売努力をしていきたい。厳しい条件下にあるが、産地の在庫、品質管理等を議論し、有袋ふじへの切替がスムーズにできればと考えている」とあいさつした。
 引き続き行われた産地情勢報告では、県りんご商協連の木登会長が「CA冷蔵庫には昨年比104%が入っているが、無袋ふじが多く、その他品種はそれほど多くはない」と報告。「スーパーの売価が非常に高く、もう少し安く売ることができれば回転も良くなる」とし、「県全体の2月以降の出荷見込みが前年比97%、りんご商協連単独で95%である中、出荷にストップがかかっている。有袋ふじの販売に向け、例年にない危機感を持っており、価格にこだわらず、売っていこうという構えである」とし、市場側に協力を求めた。
 この後の意見交換では、県りんご商協連の工藤幸久常務が「有袋ふじの品質は、無袋ふじほど小玉傾向ではなく、着色も悪くない。2月以降の出荷見込みは前年比で86%と多くなく、産地では有袋ふじを生かすため、無袋ふじを前進出荷する考えである」とし、加川りん対協会長は「現状の量販店での高値を消費者がリピートできるような価格に是正していくことが今年産の販売成功につながると考える」と述べ「無袋ふじは皆様の言う通り販売する。2〜3月における早目の対応で4月後半からは有袋ふじに繋げたい。何としても数量を多く売ってもらいたい」と販売拡大を要請した。

りんご商協連コピーライト