林檎商組日報
HOME | 商協連概要 | 林檎商組日報 | りんご商業会館 | お問合せ | リンク
林檎商組日報 > 記事

品物に見合った仕入れを~商協連・第1回全員協議会~

2023/11/13
貯蔵リンゴの仕入れ販売本格化を控え、県りんご商協連(丹代金一会長)は9月29日、弘前市内で第1回所属組合員全員協議会を開き、ジョナゴールドを中心とした仕入れ・販売対策を協議した。
 組合員約60人が出席した全員協議会では、はじめに丹代会長が「早生ふじが本格期を迎えているが、長野をはじめ他県産リンゴが少なく、産地市場では高値傾向になっているのが現状だ。価格アンケートの結果や体質面を基にジョナゴールドを中心とした販売方針を検討したい」とあいさつした。
 引き続き行われた資料説明では、過去の販売価格や販売目標等が示されたほか、商協連指定青果会社107社を対象に実施された令和5年産ジョナゴールドの市場販売予想価格アンケートの集計結果が報告された。
 販売対策の自由討議では、高単価でスタートした早生ふじの仕入れの現状を危険視する声が挙がり、ジョナゴールドの単価が後の有袋ふじ、主力のサンふじに影響するとされ、慎重な対処を申し合わせた。
 このほか、「園地をみると多く聞かれるほど落果は少ないのでは」、「品物をみて見合った評価で仕入れできるのが商系の強み。品質に見合った仕入れが必要」、「台湾では1月に総統選を控えている。さほど輸出のチャンスは多くない」といった意見が聞かれた。
 このほか全員協議会では、大果大阪青果の荒巻万寿夫常務取締役、県りんご研究所の工藤智主幹研究員の特別公演が行われた。


りんご商協連コピーライト