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晩生種で流れ変えろ ~第2回全員協議会~

2025/10/28
 県りんご商協連は21日、弘前市内で「第2回所属組合員全員協議会」を開いた。会議では、中生種まで高値が続いている現状を危険視。「流れを変える必要がある」とされ、晩生種の仕入れを前に慎重な体制で臨むことを申し合わせた。

 販売の主力品種であるサンふじを中心とした晩生種の対策会議となる第2回全員協議会には、組合員ら約50人が出席した。
 丹代金一会長のあいさつに続いて県りんご協会の工藤貴久技師、東一東京青果の渡邊勝俊果実第一事業部審議役による特別講演が行われた。
 この中で工藤技師は今年産リンゴの生育状況等を説明し、晩生種については「ふじ、王林、シナノゴールドとも着果量は十分にあるが山手を中心に小玉傾向。王林では地域差、個人差でバラつきがみられる」などと報告。また「今年はダニの発生が多く、防除に苦労した生産者も多い。輸出に向けても注意が必要」と呼び掛けた。
 このほか渡邊審議役は今年産のこれまでの販売状況等を報告し「気象背景による品質低下が起きているが、責任の一端は卸売会社と皆さんにもある。ハネ品でも高値の仕入れが続いている現状に生産者も良いリンゴを作ろうとする意欲が沸かなくなってくるのではないか」指摘し、「生産者に価格で応えることができるのは皆さんしかいない。もう一度基本動作に立ち返った仕入れに取り組んでほしい」と訴えた。
 このほか、事務局より資料説明が行われ、商協連指定青果会社106社を対象に実施された王林、サンふじ、有袋ふじの市場販売予想価格アンケートの調査結果(10㌔㌘税抜き)について、王林が4183円、サンふじが4786円、有袋ふじが5646円と報告された。
 この後行われた自由討議では髙木健太郎常務が先日県りん対協主催で行われた台湾販促キャンペーンについて報告。この中で髙木常務は「県全体の出荷のうち15%を占めている輸出が産地価格全体を引き上げ、果たして残りの85%のリンゴで利益をとれるのか疑問である。現地の輸入業者も『今年は春節まで時間があり、あまりに高すぎると考えなければならない』と言っていた。この部分を意識して戦略を立ててほしい」と要請した。
 最後に丹代会長が「中生種までの仕入れを振り返っても高値の状況が続いている。昨年より高く販売できる保証はない。今週末から晩生種の仕入れが始まるがまだ取返しがつく。これまでの流れを変え、慎重な考えで仕入れに当たってほしい」と呼び掛けた。





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