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中生種から利益追求を~第1回全員協議会~

2025/10/17
 県りんご商協連(丹代金一会長)は9月26日、弘前市内で第1回所属組合員全員協議会を開き、本格貯蔵期を目前に控え、ジョナゴールドを中心とした仕入れ・販売対策を協議。ジョナゴールドについては「ふじの代替品にはならない」「硬度が高く、日数をかけ仕入れに臨める」などとされ、ビターピットの発声の可能性が高いとされる中、慎重な対処を申し合わせた。

 組合員約50人が出席した全員協議会では、丹代会長のあいさつに続いて、特別公演が行われ、県りんご研究所の工藤智栽培部主幹研究管理員は中生種の生産状況等について、「ジョナゴールドの熟度(無袋)については硬度がやや高く、糖度、酸度等が同程度であることから平年並みに進んでいる」とし、収穫始めについては「平年並みと見込まれている」と報告した。一方、「今年はジョナゴールドや王林でビターピットが発生しやすい傾向にある」と説明し、「収穫前、収穫後についても注視する必要がある」と呼びかけた。
 続いて大果大阪青果の古賀大豪果実部部長がリンゴ等の現状と今後の見通しについて報告。古賀部長は今年産のリンゴや競合果実の販売状況を説明し、「果実全体に前年より極端に多い品目は無く、極端に安い品目もないと思われる」と述べ、「大阪本場の令和6年産の平均単価は税抜きで460円。産地市場の平均は20㌔箱6300円だが、経費の上昇もあり、利益を出すことは難しい」とし「1000~2000円安く仕入れることは難しいと思うが、もう少し冷静に仕入れを行ってもらい、利益が出るような形でお互いが最後まで進んでいきたい」と述べた。
 引き続き行われた資料説明では、過去の販売価格や販売目標等が示されたほか、商協連指定青果会社106社を対象に実施された令和7年産ジョナゴールドの市場販売予想価格アンケートの集計結果が報告された。
 自由討議では参加者から「ふじで褐変の可能性が低いことから、有袋ジョナはふじの代替品にはなれず、高値で仕入れる理由は無い」「熟度調査で硬度がやや高いと出ており、現状では今年は日数をかけて仕入れに臨める。ビターピットも懸念されており、慎重に仕入れていくべき」といった意見が聞かれた。
 最後に丹代会長が「ジョナゴールドがあまりに高いと主力ふじまで影響が出る。今年は利益を追求し、中生種から慎重な仕入れに取り組んでほしい」と述べ、組合員に冷静な仕入れ対応を求めた。










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